表1 クレーンの精度及び機能(JIS B 8801:2003)
JIS B8801:2003に規定されているクラブ式天井クレーンの精度及び機能を下表に示す。
項目 | 精度及び機能 | |||
総合寸法 | スパン | 指定寸法に対して許容差±5o。 | ||
揚程 | 指定寸法以上。 | |||
フック | 寄り | 指定寸法に対して±50o。 | ||
上がり | 指定寸法以下。 | |||
トロリスパン | 設計寸法に対して許容差±5o。 | |||
クレーン全高 | 設計寸法以下。 | |||
ガーダ全長 | 設計寸法以下。 | |||
部分機能 | リミットスイッチ | 規定位置において確実に動作し、電動機及び電磁ブレーキ又は電動油圧ブレーキの電流を遮断する。 | ||
ブレーキ | 電磁ブレーキ又は電動油圧ブレーキ | 荷重試験に相当する荷重をつり、電動機の電流を遮断したとき荷重を安全に停止できる。 | ||
足踏みブレーキ | 定格荷重をつり、走行中に電動機の電流を遮断した状態においてブレーキを操作したときクレーンを安全に停止できる。 | |||
速度制御用ブレーキ | 電気式 | 特定のあるいは適度の降下速度に制限できる。 | ||
総合機能 | 定格荷重定格電圧最終ノッチにおいて | 速度 | 巻上げ | 指定速度に対し許容差+10%、−5%。 |
巻下げ | 指定速度に対し許容差+25%、−5%。 | |||
横行 走行 |
指定速度に対し許容差+10%、−5%。 | |||
電動機電流 | 銘板の指定電流以下である。 | |||
荷重試験 | 定格荷重の125%の荷重(定格荷重が200tを超える場合は定格荷重に50tを加えた荷重)において各動作を行い、各部に異常がない。 | |||
ガーダのたわみ | 最も不利な位置において、主巻の定格荷重だけに対するたわみはスパンの1/800以下である。 | |||
絶縁抵抗 | 区分されている回路の配線と大地間とにおいて測定し、各回路ごとに0.5MΩ以上であること。 |
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