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キトーチェンスリング ご使用上の注意

 新品の状態でいきなり正常運転するよりも、軽荷重・低速運転でロープをなじませてから正常運転に入るほうが、ワイヤーロープの寿命は長くなります。なお、使用前に実用荷重よりも少し重い荷重を数時間かけてワイヤーロープの初期の伸びを取れば、更に寿命を延ばすことができます。
 ワイヤーロープの使用にあたっては、次の過荷重運転、高速運転、衝撃や振動を避けるように特に注意してください。

@ オーバーロードをしないでください。

 過荷重運転はワイヤーロープを加速度的に劣化させます。能率を上げるためには1回の吊荷重を大きくするよりも、回数を多くする方がワイヤーロープの実作業量は多くなります。吊荷重を大きくする場合には、ワイヤーロープを大径のものにするか、破断荷重の大きいワイヤーロープを使用します。

A つり角度を確かめてください。

 速度を上げますとワイヤーロープとシーブとのあたりが変わったり、振動を起こしたりしてワイヤーロープを傷めます。速度を上げる必要があるときは、各シーブの回転を軽快にし、できればゴムライニングを施して、ワイヤーロープの跳ね上りや振動を少なくするようにします。

B ショックロードは最小限に。

 急に始動したり速度を変えたりしますと、ワイヤーロープには大きい衝撃がかかるとともに、ワイヤーロープが振動してシーブやドラムをたたくばかりでなく、時にはワイヤーロープの通過部周辺にある構造物などに触れることがあります。このような状態が繰り返されますと、ワイヤーロープは疲労して遂には破断事故を起こします。特に古いワイヤーロープの場合は、衝撃に対して弱くなっていますので、十分注意を要します。ワイヤーロープの破断事故は衝撃が原因となっていることが最も多いようです。


        

    

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