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シャックルの点検及び廃棄基準

●点検及び保管方法

●シャックルを点検するときは、欠陥の発見を容易にするために、錆や油脂等の付着物を灯油または洗油できれいに洗浄してください。

●シャックルは一定の期間を定めて磁粉探傷(マグナフラックス)を行ってください。

●使用後のシャックルは、塵芥や錆等の付着物をきれいに取り除いて、ねじ部には油脂を塗布し、保管してください。

●風雨にさらされないように保管してください。

●地面に直接触れないように保管してください。

●本体とボルトは必ず組立て保管してください。

●積みあげないように保管してください。(あたりきずを生じさせないため、荷崩れを起こさないため)

点 検 事 項 廃 棄 基 準
1 アークストライクがないか点検してください。 アークストライクのあるものは必ず廃棄
してください。

(急速にキズ、割れが進みます)
2 @本体及びボルト・ピンが変形していないか
  点検してください。
A本体及びボルト・ピンを組み立てた状態で
  点検してください。
B変形の著しいものは、ノギス、パスなどで
  計測し変形率を求めてください。

変形率(%)=(S−S1)/S×100
 〃    =(L1−L)/L×100

 S:元のバウ幅寸法
 S1:変形したバウ幅寸法
 L:元のふところの長さ
 L1:変形したふところの長さ
@ボルト及びピンの変形しているものは
  廃棄してください。

Aネジが完全に入らないものや割ピンの
  入らないものは廃棄してください。

B変形率が元の寸法の8%を超えるものは
  廃棄してください。

  火造り及び溶接手直しは絶対に行わないで
  ください。
3 当たりキズ、切り欠き、亀裂がないか点検
してください。
当たりキズ、切り欠きがあるものは、グラインダ等で
なめらかに削りとり、その深さが元の寸法の8%を
超えるものは廃棄してください。

手直し後、磁粉探傷検査(マグナフラックス)または、
浸透探傷検査(カラーチェック)を行ってください。
亀裂があるものは廃棄してください。
4 クラウン及びボルトが摩耗していないか点検
してください。

摩耗率(%)=(d−c)/d×100

 d:元の径  c:摩耗径
摩耗率が元の径の10%をこえるものは
廃棄してください。


        

    

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