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ワイヤークリップ

ワイヤークリップの特徴は、アイ(輪、蛇口)を作る加工方法の中では最も簡単ということがあげられます。
適切な方法で施されたクリップ止による加工効率は80%程度となっておりますが、
不適切な方法での加工効率は50%以下と言われております。

加工方法が簡単で、様々な文献等で正しいワイヤークリップの加工方法が記載されているにも関わらず、工場や現場、さらには公共施設等でも間違った使用方法で加工されている場合が非常に多く見られます。

正しい商品を使用していても、間違った使用方法により安全率は低下します。是非この機会に、正しいワイヤークリップの使用方法を確認し、現在ご使用になっているワイヤークリップの点検を行っていただき、正しい止め方の徹底を宜しくお願い致します。

この写真はワイヤークリップをバラバラにしたものですが、この右側の本体部分のギザギザがポイントになります。このギザギザがワイヤーに荷重がかかった際にストッパーの役目を果たし、抜けにくくなります。

正しいワイヤークリップの使用方法

赤いビニールテープで止めている方が端末側になります。ワイヤークリップの正しい使用方法は、この端末側にUボルトが掛かるようにし、クリップ本体は力の掛かる方に取り付けなければなりません。また、クリップの取り付け間隔はワイヤー径の6.5倍程度とし、荷重をかけた後に増し締めすることが必要です。

次に、誤った取り付け方法を見てみます。

誤った使用方法1
誤った使用方法2

誤った使用方法1のように取付されると、実際に荷重が掛かった場合、4個中正しく取り付けられている2個のみでなんとか保持されていて、残りの2個は引っ張られる力がかかる方にUボルトがあるため、保持することはできません。こんな取り付け方する人なんていないでしょうと思う方もいらっしゃると思いますが、実はこの誤った使用方法を頻繁に見ることがあります。特性を考えず、互い違いに力がかかったほうが抜けにくいという考えからこの方法を使用してしまうことが多いみたいですが、誤っていますのでご注意を。

また、誤った使用方法2に関しては全てが端末側に本体が取り付けられており、引っ張られる力がかかる方は全てUボルトとなっております。この取り付け方法で荷重がかかると、Uボルト側が引っ張られるので滑ってしまいアイの大きさが変形したり、思わぬ箇所のワイヤー破損が発生したりしますので、注意が必要です。

最後に、ワイヤーロープ径による、ワイヤークリップの取り付け個数と締め付けトルクをまとめてみましたので、ご参考にしてください。

取付個数と締付けトルク
ワイヤー径
(o)
10 12 14 16 18 20 24 26 30 36
クリップの
最小個数(個)
取付間隔
(o)
40 50 70 80 90 100 120 130 160 170 200 230
締付けトルク
(kgf・cm)
100 120 160 240 380 530 680 840 1210 1400 1900 2660

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